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ボルダリングに関する記録と生活.

アンパラレル ニュウトロVCS レビュー

昭島アウトドアヴィレッジにあるキャラバン直営店が、2月7日に残念ながら閉店することとなった…。これまでこちらのショップでアンパラレルシューズを買っており、気軽に試着させて貰ったりと非常によくして貰っていた。最後に売り上げに貢献しようと、気になっていたシューズ、ニュウトロVCSを購入してみた。

 

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■UNPARALLEL NewTro VCS

エッジング ★★★☆☆

スメアリング★★★★★

掻き込み  ★★★★★

ヒールフック★★★★☆

トゥーフック★★★★☆

剛性    ★★★☆☆

足裏感覚  ★★★★☆

(※下ろしたて時点)

 

インドアもアウトドアも(?)ハイレベルにこなせるオールラウンダー!

 

まず履いてみて思ったのが、快適性の高さ。これ以上小さいサイズは履けないようなジャストサイズ(US10。レグルスはUS10.5を履いている)を選択したのだが、初回に90分履き続ける事が出来た。シリウスやレグルスと比較してシューズの尖りが少なく、中指〜小指にかけてゆとりのあるデザインになっているからだろうか(…或いは自分の足にジャストフィットだからかもしれない)。

 

ソールは新開発のRAラバー(3.5mm)。アンパラレル公式曰く、『フリクションと足裏感覚を損なわず剛性をUPした新開発ラバー』とのこと。

トライしてみると…硬めだが不思議と粘りがある感覚。RHソールの硬さ+RSソールのフリクションと言った所か?フリクションに関しては絶大な信頼がおけると言える!

 

シューズ自体の剛性は至ってニュートラル。堅くもなく柔らかくもない。特にトゥ部分に硬さは無く、点で乗るようなホールドに対してはある程度変形するので、足指力はそれなりに必要かと。UPライズVCSのようにシューズが支えてくれる感じではないので、花崗岩の結晶を踏むようなシチュエーションは指力が必要そうだ。

その反面、インドアのボテに対しての追従性が良く、またソールの粘りもあるため安心して足を置くことが出来る。

 

足裏感覚に関して、シリウスやUPモックなどの柔らかいシューズと同等の感覚がある。硬いラバーながら3.5mm厚にする事で、足裏感覚と剛性を両立していると考える。

 

ヒールは外側がレグルスやシリウスと同じ形状、内側がUPモックのような穴が空いた形状になっている。

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これにより、より足の形に馴染みやすくなっているように感じた。剛性感はこれまでのアンパラレルシューズと同様だが、足に馴染む分、シューズが横にズレることが少なくなった感覚がある。個人的にはアンパラ史上最高なヒールである…かもしれない。(今後検証)

 

トゥ側には大きくラバーパッチが貼られ、トゥフックも十分効かせることが出来る。ベルクロの形状もフックの邪魔にならない。ただ、ダウントゥしている分、『引っ掛ける』感覚は意識する必要がありそうだ。

 

総じて…ファーストトライから安心感を感じられる良いシューズだった!個人的にはレグルスよりもしっくりと来ていて、ジムでは最強のシューズなんじゃないかと言う印象。ビビットなカラーも、これまでのアンパラレルになく映える 笑

 

まだ外岩では使用して居ないが、ソールの硬さ・粘りから言って十分以上の性能を発揮してくれるのではないかと期待している。

もし外岩との相性も良ければ…今後はニュウトロVCSをヘビロテする可能性が高い!