アンパラレル アップライズVCSレビュー
アップモックを使い切ったので、気になっていたアップライズVCSを購入してみました。ラインナップの中で最もハード寄りなシューズです。インドア・アウトドアで使用したのでレビューします!
■unparalel uprise vcs(アンパラレル アップライズVCS)
エッジング ★★★★★
スメアリング★★★☆☆
掻き込み ★★☆☆☆
ヒールフック★★★☆☆
トゥーフック?????
剛性 ★★★★★
足裏感覚 ★★☆☆☆
(※下ろしたて時点)
高剛性!外岩向けシューズ
購入後、まずはジムで履いてみました。…うぉっ!硬い!!トゥ部分がほぼしなりません。かなり硬いシャンクが入っており、剛性が高いです。ソールの厚さ(RH4.2mm)もあって足裏感覚が薄く、フットホールドに乗れているかが分り難い…ジムでこれは使えないか?結局リソールしたシューズを履き始めた為、お蔵入りしていました…。
再び日の目を見たのは半年後。外岩用シューズが寿命を迎えた事もあり、瑞牆ボルダリングトリップに投入してみました。すると…
エッジングがバチ効き!
外岩で真価を発揮しました!
特に秀でているのは極小フットホールドへの立ち込み。ヒールを上げて立ち込むと、重量系クライマー(68kg)の私をしっかりと支えてくれます。インドアでは過剰だった剛性も、外岩では安心感すら感じました。これは良い!
スメアリングに関して、花崗岩のスラブならば問題無し!RHソールの安心感は抜群です。御岳などチャートもこなせますが、足裏感覚が無い分柔らかいシューズには劣るかも。
ヒールフックは他のアンパラレルシューズと大差ありません。ヒールの作りに関して剛性は高くなく…アンパラ的なグニャッと掛かるヒールです。トゥー部分にはVDラバーパッチが貼られているので、トゥーフックも問題なく掛かると思います。が、未だ試していないので『?』にしておきます。
総じて、外岩でこそ真価を発揮するシューズだと感じました。花崗岩との相性は抜群ですよ!小川山・瑞牆で大活躍しております。アナサジレースアップに変わり、エース級のシューズになりました。
反面、ジムでの使用は剛性が高すぎるので厳しいです。…足裏感覚が薄いので、初心者の頃に履いてしまうと成長の妨げになってしまうかも?(硬すぎて指が育たない)
ある程度のグレードが登れるようになり、外岩でも戦えるレベルになると大活躍してくれますよ!