Live in the WILD.

ボルダリングに関する記録と生活.

アンパラレル ヴィム レビュー

キャラバンがアウトドア・ヴィレッジから撤退との事で、最終日に駆け込みでヴィム買ってきた。…だんだん控えのシューズが溜まってきたが 笑

 

早速履いてみたのでレビューを投下!

 

■アンパラレル ヴィム(unparallel VIM)

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エッジング ★★★★☆

スメアリング★★★★★

掻き込み  ★★★★★

ヒールフック★★★☆☆

トゥーフック★★★★☆

剛性    ★★★☆☆

足裏感覚  ★★★★☆

(下ろしたて時点)

 

ハイレベル、かつバランスの良いスリッポンシューズ!

左足26.7cm、右足27.1cmに対して10を選択。もう0.25サイズあげられればジャストになるかというサイズ感。スリッポンなので緩く履く感じでは無いので問題なし。

トゥボックスが低めな作りになっており、指先をギュッと凝縮する事でピンポイントに足を使う事が出来そう。サイズに関してはシビアになるべきシューズなので、是非試着して買う事をお勧めする。

 

ファーストトライの感触としては至ってニュートラル。突出して良い部分があるわけでは無いが、全体的なレベルが高い!

 

まずエッジングに関して。シューズの剛性は高すぎず低すぎず、適度なコシがある感じ。爪先でエッジに乗ると爪先部分がしなるので、花崗岩は厳しいかも。だけど、ジムにあるマイクロホールドに対してスメッジング気味に立ち込むと、いい具合にRSソールが噛んでくれてビシッと決まる。ただ、シューズがサポートしてくれる感じではないので足指力は必要。

 

スメアリングについては言わずもがな。ソールが硬すぎないのでボテにうまく追従してくれる。そしてRSソールの信頼感は絶大!ツルツル面や板張りで無ければ安心して立ち込む事ができる。

 

適度なダウントゥ設計となっている為、掻きこみ力も十二分。このあたりはシリウスに似ているかも。足が切れるギリギリのシチュエーションで粘り強さを発揮してくれる。

 

ヒール・トゥに関しては予想以上に効く!ヴィムのヒールは相当煮詰められていそうだ。他のアンパラレルシューズはヒールが深いため少し余っている状態だったが、日本人向けに作られているのか非常にフィット感が高い。雑に掛けると脱げそうになるのはスリッポンなら仕方がないか…このシューズにワンベルクロ付いていたら理想的かもしれない。

 

足裏感覚については、ソールが3.5mmと薄い事もあり十分に感じられる。ジムのボテならば安心して立ち込んでいけそうだ。また、スリッポンシューズならではの自由度を感じる事ができる。

 

総じて…

バランス良く纏められた性能の高いシューズだった!このシューズが16000円+税で買えるのは、コストパフォーマンスが非常に高いと考える。

もっとお金を積めばより性能の良いシューズを買えるだろうが必要十分。ジムで履くならばヴィムは最高のパートナーになってくれそうだ。

 

ヴィムは特化型ではないスタンダードなシューズに分類される。比較対象はUPモック、レグルス辺りになるか。

フリーに登りたいならUPモック。

ソールに硬さが欲しいならレグルス。

バランスを求めるならヴィム。

…と言った選び方をすれば間違いないのではなかろうか。