Live in the WILD.

ボルダリングに関する記録と生活.

黒潮 bouldering tour 3days 12/12-14

念願の高知県黒潮ボルダーに行ってきた!

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本当は来年行くつもりだったが、GoToトラベルキャンペーンで調べてみると往復航空券・宿・レンタカーが付いて実質14,000円…これは今年行くしかなく無い⁉︎となって即予約。メンバーはお馴染みのwarps。

で、いよいよ12/12-14の日程でツアーをスタート!

 

■day1

羽田7:30頃発の飛行機で高知へ向かう!クラッシュパッド預け核心は全く問題なく、予想よりもスムーズに終わった(ボルダリングで使う用品だという事を軽く説明)。

高知空港は9:20頃に到着!飛び立ってからは一瞬で着いてしまった。回転台から出てきたクラッシュパッドは厳重に梱包されていた。↓

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レンタカー借用の手続きを終えて、早速向かったのは松風ボルダー!空港からは小一時間で着く模様。

海沿いの県道から春野漁港への道に左折してすぐの空き地が駐車場。車を止めてまずは岩を見に行く。

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うぉーーーっっ!!これが松風か!!!

砂浜から突き出したようなボルダー。風格も抜群にあり、格好いい!

すぐさまパッドを背負ってボルダーの側へ。思っていたよりも高さがある…5,6mくらいあるか?でも下地が砂なので安心感は強い。

興奮したまま、アップもせずに取り付いてみる!

■松風(1級)

初手から4手目まではすんなり登れるものの、核心のデッド出しが厳しい。左手がスローピーなカチで保持感が乏しく、距離が出しにくい感じ。

デッドムーブを十数便出すものの、核心のカチに手は届くがカッチリ保持出来ず…うーん、厳しい‼︎

どん詰まっていた所、warpsがスタティックに登るムーブで上部へアクセスしつつあったので真似をしてみる。と、こちらの方がしっくりくる。

足の位置、ホールドの持ち方を何便か試行錯誤すると…上部のカチに手が届いた!側体から取りに行くのでバランシーだが、左足を利かせて出来るだけスタティックに取りに行くと…カッチリと右手がハマった。登るしかない!

体は疲労困憊だが、力の限り左手をリップに送る………悪いっっ‼︎リップが想像よりも悪く、ムーブを起こせずに痛恨のフォール…。

その後何便か出すものの、力を使い切っており完登ならず。逃した魚はデカかった。。

 

この日は他のエリアへは行かない事にしていたのでボルダリング終了!

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↑ひろめ市場で食べた藁焼きカツオが旨すぎた。

 

■day2

2日目の目標は百と八つの流れ星!今旅1番の目標。しかし前日打ち込みすぎて体がギシギシ…果たしてどこまでやれるのか。

百と八つの流れ星があるエリアは高知市街から50kmくらい。2時間弱くらい掛かったかな?朝イチは交通量も少なくてスムーズに到着。駐車スペースに車を止めて海岸に出ると、その岩が遠くに姿を現した。

 

■百と八つの流れ星(ungraded)

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うぉーーーっっ!!!(今旅2度目)これが百と八つの流れ星か!カッコいい!!

空から降ってきて、そのまま突き刺さったかのようなフォルム。この岩に課題があるなんて…。

しばらく圧倒されていたが、とにかく触ってみないと始まらないのでトライを開始!

初手からガバパートは、傾斜があるものの保持感は良いので問題なし。しかし、その次の右カチがうまく効かせられない。次の左カチは薄いためスタティックに取りに行かなければならないが、なかなか手が出せず。

うーん、完登出来るイメージが全く湧かない。メンタルが既に負けている…。で、あっさりと敗退。

もっと力をつけてから出直したい。岩の上からの景色を見てみたいぞ‼︎

 

■安田海岸エリア

どうにも体のダメージが酷いのでエンクラに切り替え!比較的小振りなボルダーが集まっていると思われるエリアで遊ぶ事に。

 

■すべすべ1号〜3号

まずはすべすべシリーズを片っ端からトライ!全部小振りなボルダーで、エンクラにはぴったり。

1号(2級)はパームのフリクション系で、フットホールドが乏しい感じ。左腕を傷だらけにしながらトライするものの完登ならず…サイズ感が合わなかったな〜。

2号は右側のスラブ(ノーハンド・4級)にトライ。ノーハンド系は初めてやったけど面白い!初め全く安定しなかったが、コツを掴んだ途端に登れるように。面白くて連続2回登ってしまった。

3号(2級)もパームでのフリクション系だが、1号と違って安心して踏めるフットホールドがある。1トライ目で完登したが、よりトップでマントリングするように登り直した。

 

■ハーフムーンカンテ(3級)

ハーフムーンカンテはトポに載っていた状態から下地が1mくらい上がっている模様。アンダースタート指定があるがフットホールドが埋まって使えないので、持ち方を変えてスタート。

傾斜がちょっとあり、パワー系?出来るだけ左上してからマントルを返すとより登り応えがあった。2トライくらいで完登!

 

…と、楽しくなって色々と登っていたら、そこそこ体力を使い果たした…なので別のエリアへ移動!

■名村エリア(の下見)

キューブ(5級)や波打ち際のフェイス(2級)のあるエリア。荷物を持たずに岩場を見に行く。

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おーっ!これが波打ち際のフェイスか!確か15:00くらいだったか?干潮時刻はとっくに過ぎていたため、スタート位置まで波が押し寄せている。薄被りの真っ向勝負系?下地が良ければ是非トライしたい課題だが…今ではない 笑

名村エリアはこれまで回ってきたボルダーの雰囲気とは異なっていて、眼前全ての岩がゴツゴツしている。よりハードな感覚を覚えるエリアだった。このロケーションの中でのボルダリングは最高にアガりそうだ!!

次回黒潮ボルダーに来た時には名村エリアでも登ろう。

 

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夜は藁焼きカツオでタンパク質補給!高知は本当にカツオが旨い。

 

■day3

3日目はターゲットを松風に絞る。どうしても松風を登って帰りたい!

■松風(1級)

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急に寒波がやって来たらしく、3日間で1番気温が低かった。反面ボルダリングには絶好のコンディション。1日目よりも保持感が強い!

連登により体は重いが、鞭を打って動かしていく。

ムーブは1日目に構築しているので、あとは再現をしていくだけ…なのだが、なかなか上部の右カチが安定して取れない。

トライ毎に体の使い方を微調整。左足を張るイメージで登ってみる…と、右カチがガッチリ掛かった!そこからは100%の力を出していく。

左フット、左カチ、からの左手送り!1日目は送りの位置が悪くフォールしてしまったので、絶対に間違えないように。最後は高さを忘れて、無心でマントルを返す…。

よっしゃー!登れたっ!!!

ボルダーのトップから見る景色が、これまた良い!1日目、全力を出したのにも関わらず跳ね返された松風。最後に登れて良かった。景色との相乗効果もあり、思わず目頭が熱くなる。

 

…ダウンクライム後、アクションカメラのスイッチを押してない事に気づく。けどまぁしょうがない。動画の為に登っているわけではない!

松風でメンタル的にも体力的にも使い切った。あとはwarpsの鬼トライを応援。彼も後半かなり高度を上げて来ていたが、連日の疲れが目に見えるくらいで、最終的に完登は出来なかった。惜しいぜ…‼︎

 

昼過ぎくらいに松風ボルダーを後にする。これにて黒潮ボルダリングは終了!

帰りの便まで温泉に入ったり昼飯を食べたりして時間を潰した。結局観光らしい事は一切何もしなかった。

 

黒潮ボルダー、懐がデカすぎる!まだまだ触りたい課題がいっぱいだ。

また来年来られる事を願う…否、また来年登りに来る!!